top of page
こびと研究室より
コビトを観察するみなさんへ
草はらなどで遊んでいるとき、カサカサと物音を聞いたり、葉っぱがゆれていたり、なぜか茂みの奥がみょうに気になったりしたことはありませんか?
それはもしかしたら、その場所に「コビト」がいるということかもしれません。
ふだん、わたしたちがなに気なく通っている野原や畑にいるのは、なにも昆虫や動物だけではありません。もちろんコビトたちも生活しているのです。
コビトたちの生態を知ることは、その知識を広めるだけでなく、自然の成立ほかの生き物について考えるきっかけになるはずです。この地球にくらす同じ生き物のなかまとして、私たち人間にも多くのことを教えてくれるでしょう。
また多くのコビトたちは、自然のなかでひっそりとくらしています。そして、なかなか姿を現してくれません。自然のなかには、危険な場所もたくさんあります。
もし探しに行くときは、子どもだけでなく、必ず頼りになるおとなといっしょに行くようにしましょう。
kenkyuin
よくある質問
-
◎コビトは本当にいますか?多くのコビトは自然のなかでひっそりとくらしていて、なかなか姿を現してくれません。 なので見つけたり、捕まえることはこびと研究家のなばたさんでもなかなか難しいのです。 でも、風もないのに草が揺れたり、どこからともなく視線を感じたり、トイレットペーパーが三角に折られていたり、身の回りにおきる小さな出来事を、一つ一つよく観察してみてください。 きっとコビトの気配が感じられるはずです。
-
◎コビトって何ですか?コビトは、昆虫や植物、動物同様、この地球上にくらす小さな生き物です。 妖精や、ちいさな人間、オバケの類ではありません。
-
◎どうしたら見つけられますか?まず見つけたいと思うコビトが、どんな生態(せいそく地や、たべものなど)をしているか調べてみましょう。 生態がわかったら、今度はそのコビトが普段どんなふうにすごしているかを、保護者の方や先生、お友達と一緒に考えてみましょう。絵に描いてみてもいいかもしれません。 見つけたいコビトのことについて詳しくなれば、自然とそのコビトの気配を感じられるようになるでしょう。
-
◎急にこびとづかんブームがきました。もしかしたら、誰かコビトの気配に気づいたお友達がいたのかもしれませんね。 2012年頃から日本中のあちこちでコビトの発見報告が相次いでいますが、最近は特に子どもたちからの報告やお便りがたくさん届いています。 特にテレビ放送や雑誌連載があるわけではありませんが、幼稚園や保育園、小学校で置いていないところはないほど、定番の絵本・読み物になっているようです。
-
◎子どもが怖がったり、気持ち悪がります。少し話が逸れますが、日本の子どもたちの学習ノートの代表「ジャポニカ学習帳」から、昆虫の表紙が消えていたのをご存知ですか? お子さんや保護者の方からの「気持ち悪い」という声があり、昆虫の写真が使われなくなっていました。しかし、昨年の2020年、同ノート50周年を記念して、全世界で減少(絶滅)傾向にある昆虫に興味、関心をもってもらいたいという思いから復活させたそうです。 コビトも昆虫や植物同様、この地球上にくらす小さな生き物で、気持ち悪い、怖いと感じる方もいるでしょう。でもその「ひっかかり」がきっかけとなり、一転、いつの間にか好きになっていたという方も少なくありません。「子どもが外で遊ぶようになった」「キノコにくわしくなった」「虫のことを調べている」などの声も届いています。 コビトの存在が、コビトに限らず自然界(昆虫・植物・動物ほか身の回りの様々な出来事)への興味・関心の入り口となってくれることを祈っています。
-
◎こびとづかんシリーズ(本)の選び方は?こびとづかんシリーズは全部で10冊。「絵本」「ガイドブック」「図鑑」のタイプに分けられます。いずれにも対象年齢はありません。それぞれの特徴や載っているコビト、ためしよみページを以下のページで詳しく紹介しています。 https://www.kobitos.com/books
こびともプロジェクト
こびとづかん動画
bottom of page