「こびともコンクール2021」で「金賞」を受賞されました、鎌倉幼稚舎幼稚園(神奈川県鎌倉市)で行われた「こびとづかん」活動をご紹介させていただきます!
(こびと/コビトの表記など、一部補足・編集させていただいております)
◎活動報告:
こびとブームで⼤盛り上がりしています!
園にあった本『こびと⼤百科』を⾒つけ、コビトに興味津々の年⻑組のエピソードです。
初めて本を⾒た時のみんなの⽬は輝いていました。近くの緑地へ⾏く際には、プチトマトの
パックで作ったお⼿製の⾍かごを持ち「これにコビトをつかまえるんだ!」と張り切ってい
た男の⼦。緑地に着くと、『こびと⼤百科』を持ち、⼭の中、川の中、草むらの中、⽥んぼの中を⼀⽣懸命探していました。
こびと探しの様⼦を⾒ていたクラスのお友だちが集まってきてこびと探しに没頭していた
みんなに呼ばれ、「先⽣⾒て!あそこにコビトがいるよ!(⼩さな花がコビトに⾒えたようです)」と教えてくれました。
ここは⾃然豊かな緑地で、年少の頃から何度も訪れている場所ですが、コビトを探しをはじ
めたみんなは、今まで気が付かなかった⼩さな花などにも⽬がいくようになったようです。
また、こびと探しをするため江ノ島や鎌倉の⼤仏様にも⾜を運びました。江ノ島では、歩い
て島内を探検していると「今、アラシクロバネの⽻が落ちてた!」「⽩いこびとが⾶んでき
たんだけどすぐに海の⽅にいっちゃった」とお話ししてくれました。鎌倉の⼤仏様には、ホ
トケアカバネがいるかもしれない!という⼦どもたちの声から探しに⾏ってみることに!
⼤仏様の周りの⽯に⽿を当てコビトの居場所を探したり、「⼤仏様のお腹の中にいるのか
な?」「今、コビトの声がした!」とお友だちとお話をする姿もありました。コビトの姿を
⾒ることはできなかったものの、⾚い⽻を⾒つけることができ⼤喜びでした。
園外だけでなく、園内でも常にこびとのことを考えているようで、遊びの時間になると「こびとビート」を踊ってこびとを呼んでみたり、⽊をスコップで叩いてみたり、砂場に落とし⽳を作り、⽊の枝を使ってカクレモモジリの罠を作ったり、⽊を登って探してみたりとこびとづかんの世界に⼊り込んでいるようです。
教室を真っ暗にしてみんなで静かに窓からコビトが出てくるのを覗く様⼦もあり、コビトに会えると信じ、毎⽇どこかでコビトが⾒てくれていると感じているようです。
クラスでのこびとづかんブームから12⽉に⾏われる劇の発表会では、こびとづかんを題材
とした劇を披露する予定です。劇では、実際に⼦どもたちが園⽣活の中でコビトを探してい
る様⼦を描きます。
劇作りの前には、グループに分かれこびとマップを作り、どこに⾏ったら会えそうか、どん
なコビトなのかをみんなの前で発表もしました。
保護者の⽅からも「休みの⽇は、家族総出でこびと探しを楽しんでいます!」「家に帰って
くるとカンを叩きながらバイブスマダラを探しています!」「最近買ったこびとづかんの本をずっと⾒ています!」「帰ってくるとコビトのお話が尽きません!」などの声も多く聞かれます。
コビトを探す中で、沢⼭の⼈、⾃然、物に触れ、様々な気持ちを感じてくれているのではな
いかと思います。
時には、こびとの気持ちに⽴って考えている姿もあり、こびとの世界とのふれあいの中で思
いやりの⼼が育っているのではないかと思います。
こびとづかん好きのみんなの様⼦が少しでも伝わっていたら嬉しく思います。
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後日、ご応募時に記載のあったこびとづかんをテーマにした劇のお写真もお送りいただきましたので掲載いたします。
ご応募、ありがとうございました!
(劇、とても見たかったです!!)