「こびともコンクール2021」で「金賞」を受賞されました、キッズハーモニーNEWoMan(東京都渋谷区)で行われた「こびとづかん」活動をご紹介させていただきます!
(こびと/コビトの表記など、一部編集させていただいております)
◎活動報告:
本園は0,1,2 歳児のアットホームな⼩規模園です。
こびとブームは新年度始まってすぐの4⽉、新しい2歳児クラスの絵本棚に置いてある『こびと⼤百科』の⼀冊から始まりました。⼦どもたちはコビトの変わった⾒た⽬や⾯⽩い特徴を気に⼊り、はじめはカクレモモジリを、そこからみるみるうちに⾊々なコビトの名前を憶えていきました。
ある⽇園のテラスに鳩の⽻が落ちているのを⾒つけた⼦どもたちは「アラシクロバネの⽻かもしれない!」「僕たちの周りにもこびとがいるかもしれない!」と期待が膨らみ、そこからこびと探しが始まりました。
お散歩の際に公園を、テラスの花壇を、、、⼀体⽬発⾒したコビトは⼀番⼈気のカクレモモジリです。テラスの花壇にカクレモモジリが好きな桃(おもちゃ)を仕掛けておいて、しばらくするとなんとカクレモモジリが桃を⾷べに来ている!(カクレモモジリのフィギュアは担任保育⼠が紙粘⼟で作りました。)
このようにしてお部屋の中(アメボウシ)や、テラスの茂み(リトルハナガシラ)から、時には0歳児の保育室の哺乳瓶の中(シボリオオチチ)から、こびとを発⾒し現在は4体⾒つけています。
その間に『こびと観察⼊⾨1』『こびと⼤研究』もクラスに仲間⼊りし、コビトの⼀覧表を⽞関や0,1歳児の保育室に飾ると、他のクラスの⼦どもも興味を持ってこびとを指さしたりしています。家庭でもよくコビトの話を保護者にすることから、クラスの多くのご家庭がこびとづかんシリーズの本を購⼊してお家でも楽しんでいるそうです。お家で⽩い⽻を⾒つけ、「マヨケシロバネのはねがあった!」と嬉しそうに園に持ってきてくれた⼦もいます。
7 ⽉におこなった夏祭りではクラスの活動から園全体にこびとづかんの楽しさを伝えようということになり、テーマを「こびとづかん」にしました。⼤⼈気のカクレモモジリの⽊を作ってみたいという⼦どもたちのつぶやきから、毎年恒例のたんばりん組のおみこし製作は桃の⽊をイメージして作りました。またこびとづかんを印刷して顔をくりぬいた顔はめパズルが⼈気だったので、それを⽣かして思い思いの顔をクレヨンで描いたオリジナルのコビトを作り、うちわ製作をしました。⽞関にはコビトに変⾝した全園児がいる⼤壁⾯を作りました。
またHP のpdf も活⽤させて頂いていて、塗り絵を楽しんだり、「こびとづかん よいこのpop」を保育室に貼ることで、親しみやすく⼤好きなコビトを通して、楽しみながらお約束を守ったり⽣活のルールを守ることも学んでいます。
まだまだ継続中のこびとブーム。もう少し暑さが落ち着いたら公園にこびと探しに⾏きたいと期待が膨らむ⼦どもたち。さらに活動が広がっていくことを楽しみにしています。
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(2021年7月にご応募いただきました)
1冊の『こびと⼤百科』から、こびとブームが突然巻き起こる様子、そしてそれを保育士のみなさんが一緒に楽しんで、見守り、園生活の楽しみやルールにも活かしてくださっている様子、とても嬉しく拝読いたしました!
ご応募ありがとうございました!